高級賃貸マンションの入居者層

高級賃貸マンションの「高級」ってなに?

大手デベロッパーがお金をかけた立派な建物であったり、著名な建築家がコンセプトをもって設計しているハイレベルなデザイナーズマンションであったりといった理由で「高級賃貸マンション」と呼ばれるのではありません。 まず、マンションが建っているその土地が一等地であり、そもそも土地の値段が高いことにプラスして、「周辺環境が便利で充実している」という条件がセットになって、その土地の価値がさらに高くなります。そして、商業施設、医療施設、教育施設、バスや電車、地下鉄などの公共交通機関へのアクセス、閑静で自然豊かな環境、構造がしっかりした建物、ハイスペックな設備などを総合評価した結果が「高級賃貸マンション」となります。 東京の高級賃貸が多いエリアというと、青山・麻布・銀座・港区あたりが思いうかびます。 札幌では、円山・宮の森などが定番ですが、近年では大通や再開発が行われている札幌駅周辺にも、高級賃貸マンションが増えています。

どんな人が高級賃貸マンションに住むの?

高級賃貸マンションは、立地や建物の規模やランクにより賃料の幅が広く、およそ月額20万円~80万円です。中には月額10万円台の好条件の物件や、その反対に月額100万円~300万円と、ちょっとした自動車が買えるくらいの高額賃料の超高級マンションもあります。
さて、どんな人が住むのでしょう?間違いなく「富裕層」であることは想像がつきます。 企業経営者、医者、弁護士、芸能関係者、プロスポーツ選手(野球・サッカー・競輪など)、フリーランス、近年では高額所得のユーチューバーなど、いわゆる成功者が多く、高級賃貸マンションに住む人たちの入居理由の一部が次のとおりです。

  • 高級分譲マンションを購入して一生の住まいとするよりも、収入、家族構成や年齢やそのときの価値観など、変化していくライフスステージにあわせて上質な暮らしをしたい。
  • もっと良いと思う高級賃貸マンションがあれば、気軽に転居したい。
  • 住宅ローンはムダだと思う。
  • 分譲マンションのように、固定資産税や都市計画税、修繕積立金、維持費修繕費などの負担を負いたくない。
  • 本当は高級分譲マンションのオーナーになってみたいけど、芸能関係やフリーランスで高額な所得がありながらも職業柄、住宅ローンが組みにくい。または、賃料を経費として認められる場合、節税につなげたい。

入居希望者の心の声「お金はたくさんあるから入居審査だって簡単でしょ?」

残念ながら、ただお金をたくさん持っているからといって、希望通りの部屋へ入居できるとは限りません。マンションの賃貸契約するとき、入居審査を受ける必要があります。「この人を信用して大切な物件を貸せるか」をこの入居審査で判断します。 そして、一般的なマンションよりも高級賃貸マンションの入居審査のほうが厳しく行われ、高級になればなるほど、その審査のハードルが高くなります。マンションによっては入居者の職業や社会的立場などがオーナーの求める一定の水準に達していなければ、内見すらできないというケースもあるようです。収入と賃料がつり合うだけでは審査をパスすることは難しいのです。

職業と収入

安定かつ十分な収入は最低条件です。 滞納することなく毎月きちんと支払う能力があるか、過去の滞納歴の有無、クレジットカードのブラックリスト化されていないか、職業や収入をチェックされます。 「身分証明書(免許証、パスポートなどの本人確認書類)」、「収入証明書(源泉徴収票、確定申告書、課税証明書、フリーランスの方の場合は公的収入証明書など)」、「在籍証明書(社会保険証、社員証)」などの書類も必要になります。

人柄

高級賃貸マンションの入居者は、そのハイグレードな住居環境にステータスを感じながらゆとりある生活を送られています。 そのため、入居審査時には、建物共有部や室内で物損を起こさないか、他の住民へ危害を加えないか、騒音やゴミ出しなど集合住宅のルールを守れるか、住民同士のトラブルを起こさない節度ある人格であるかなど、人柄も審査される場合があります。

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