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札幌でエアコンは必要か??札幌のエアコン事情を解説!

連日30℃を超える日が続く札幌。耐え難い暑さが続き、身体にこたえる季節となりました。特にエアコンのない部屋で生活している方にとっては、寝苦しい夜が続いているのではないでしょうか。
「札幌の夏は涼しい」というのは、もはや過去の話。近年では最高気温が東京を上回る日もあり、「避暑地」としてのイメージは通用しなくなってきています。夏の暑さが年々厳しくなる中、暑さが苦手で札幌へ移住を検討している方は注意が必要です。思っていたよりも暑くて「こんなはずじゃなかった」と感じるケースも。この記事では、札幌の夏の実態と賃貸におけるエアコン事情、そして暑さ対策のポイントを、不動産屋の視点から詳しく解説します。
事前に知識を身に付け、札幌の夏を乗り越えましょう!

目次

実際どれくらい暑いの??

大通公園

2023年における30℃超えの真夏日は東京で90日、札幌で30日でした。
さらに35℃超えの猛暑日は東京で22日、札幌で3日でした。
東京と比較するとたいしたことのないように思えますが、日中はかなり暑いですし毎年熱中症になる人も少なくなくありません。そして言うまでもなく物件設備にエアコンがないとサウナ室のような暑さの部屋になり、汗が止まらず耐え難い状況になるでしょう。

札幌のエアコン普及率について

エアコン

東京におけるエアコン設置普及率は9割超えに対し、札幌の物件におけるエアコン設置普及率は5割程度でかなり少ないことがわかります。
なぜこんなにも少ないのでしょう。
昔の北海道は道外の地域に比べ、平均気温が高くないのでエアコンは必要ないと思われがちで、それを示すように築年数が20年以上の物件はエアコンの設置が少ないのです。築年数が古くてもオーナーや管理会社の意向でエアコンが設置されたり、新築の物件にはおおよそエアコンが設置されるなど、徐々に普及率は増えつつありますが、それでもエアコンのない物件が多いのが現状です。


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室内は札幌が一番暑い?!

暑がる人

札幌の物件は、冬の厳しい寒さに対応するために窓や扉が二重構造になっていたり、断熱性能の高い設計が採用されていることが多いです。そのため、暖かい空気を逃さない=夏は暑さがこもりやすいという一面もあります。
実際に札幌の夏は気温以上に室内が暑く感じられ、「東京より暑い」と感じる方もいるほどです。特にエアコンが設置されていない物件では、熱気がこもりやすく、かなり過酷に感じることもあります。


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エアコンがない場合の対策

では部屋にエアコンがない場合の夏を乗り切る術を3つご紹介いたします。

窓用エアコンを設置する

窓用エアコン

窓用エアコンとは、その名の通り窓枠に直接取り付けて使うエアコンのことです。一般的な壁掛けエアコンと異なり、室外機と本体が一体型になっているため、専門業者による取り付け工事が不要なのが最大の特徴です。
壁掛けエアコンと比べると冷却能力はやや劣るものの、夏場の室温をある程度快適に保つ効果は十分にあります。設置も比較的簡単で、賃貸物件や工事が難しい住まいにお住まいの方に人気です。
ただし、窓用エアコンは運転音がやや大きめな傾向があるため、寝室や静かな環境を求める部屋での使用には注意が必要です。
価格帯は4万円~6万円です。

窓用エアコンのメリット

  • 工事不要で設置が可能
  • 部屋の温度を下げることができる
  • 壁掛けエアコンよりも安価

窓用エアコンのデメリット

  • リビングなどの広い部屋には適さない(室温を下げにくい)
  • 運転音が大きい
  • 電気代がかかる

スポットクーラーを設置する

スポットクーラー

スポットクーラーとは、エアコンのように冷風を送り出すことができる移動式の冷房機器です。一般的には、本体に付属する排気ホースを窓に設置した専用パネルに接続して使用します。工事不要で設置できるため、賃貸住宅や設置場所を自由に変えたい場合に便利です。
ただし、スポットクーラーはエアコンのように部屋全体の温度を均一に下げることには向いていません。送風される範囲のみをピンポイントで冷やすため、作業スペースや寝室の一部だけを冷やしたいときに適しています。
また、窓用エアコンと同様に運転音がやや大きい点には注意が必要です。静音性を重視する方には向かないケースもあるため、使用環境に合わせた選択が大切です。
価格帯は3万円~4万円です。

スポットクーラーのメリット

  • 工事不要で設置が可能
  • キャスター付きで手軽に移動ができる
  • 窓用エアコンよりも安価

スポットクーラーのデメリット

  • 冷却範囲が狭い
  • 運転音が大きい
  • 電気代がかかる

サーキュレーターを使う

サーキュレーター

扇風機を使用していても限界はありますので、まず部屋の熱気を外に逃がすことが重要です。窓を対角線上に開けて空気の通り道をつくるのが基本です。空気がスムーズに流れ、室内の熱が自然と排出されやすくなります。もし対角線に窓がない場合は、どれか1つの窓を開け、その窓の近くに扇風機やサーキュレーターを設置しましょう。室内の熱気を外に向かって押し出すことで、空気の循環が生まれ、涼しさが感じられるようになります。
さらに効果を高めるには、キッチンの換気扇を回すのも有効です。換気扇が室内の空気を引っ張ってくれるため、より効率的に熱気を外に逃がせます。

エアコンのある部屋の探し方

新築~10年以内の物件はエアコンが設置されているケースが多いです。築年数が経っていても、リノベーション物件やハイグレードな物件はエアコン付きの場合があります。エアコンは人気条件ですのでほとんどの物件検索サイトの条件で絞れますし、店舗でも口頭で伝えていただけますとスムーズにエアコンのあるお部屋をご紹介できます!


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