テナント物件用語集(あ行)
- 預り金
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賃借人から賃貸人に預けられる金銭のこと。
後に返還されることを前提としており、敷金・保証金・建設協力金などが当てはまる。
通常、敷金・保証金は、賃料や損害金に割り当てられ、残額があれば賃貸借の終了時に返還される。
一方、建設協力金はこれを消費貸借にあらため、一定期間内に金利を付して分割返済されることが多い。
- アスベスト
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耐久性・耐熱性・耐薬品性・電気絶縁性に優れた繊維素材。
古くから建設物に重宝されていたが、肺がんや悪性中皮腫を引き起こす原因になるとして、2004年頃から健康被害が問題となった。
2006年(平成18年)4月24日に改正された宅地建物取引業法では、アスベストの使用調査記録の有無について重要事項説明の際に、説明する事と定められている。
石綿(いしわた・せきめん)とも呼ぶ。
- RC造
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鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete)造の略。
- イニシャルコスト
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入居時にかかる初期費用のこと。
保証金・敷金・礼金・什器備品費・設備投資費・移転費用・内装費用など。
- 居抜き店舗
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以前に営業していた時の内装や設計が残る店舗のこと。
賃貸人は、もともとある調理設備やイス、カウンターや棚などの造作を引き継ぐことができるので初期費用を抑えた開業が可能。
一方、店内のレイアウトの変更が難しかったり、前の店の評判がそのまま残ってしまうケースもある。
居抜き物件をうまく利用できれば、開業までの時間を短縮し、低予算で開業できるメリットがある。
居抜き店舗とは逆に、店舗の内装のない物件をスケルトン物件と呼ぶ。
- 違約金
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契約事項に違反した(債務不履行)をした者が、相手方に対して支払う金銭。
契約締結の際に、金額を決めることができる。
- 印鑑証明
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印鑑登録証明書のこと。
実印を地方公共団体に登録することで、その登録と実印が本人の物であるという証明になる。
不動産取引の契約の際や公正契約の際等に用いられる。
- 内金
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一部弁済金のこと。手付金など。
- S造
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鉄骨(Steel)造の略。
- SRC造
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鉄骨鉄筋コンクリート(Steel Reinforced Concrete)造の略。
- OAフロア
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床の中に、電話・電気・LANケーブルなどの配線を収納する空間のこと。
50~100mm程度の高さものが一般的で、オフィスフロアなどで重宝される。
断線がおこりにくく、見た目が整っている。
- オーナー
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マンションやテナントビルを賃貸している所有者。
家主、賃貸人、貸主ともいう。
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