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札幌市民も知らない?!札幌市営地下鉄の豆知識

札幌市民の移動の足として毎日運行している地下鉄は我々の生活には欠かせない存在です。
当たり前のように利用している札幌市営地下鉄ですが、実は全国的に珍しい地下鉄なのです!そんな札幌の地下鉄の魅力を余すことなくたっぷりご紹介します!

目次

札幌市営地下鉄の歴史

いつできたの??

札幌市営地下鉄は今から約50年前、1971年(昭和46年)12月に全国で4番目の地下鉄として開業しました。開業当初は南北線のみで、1976年に東西線、1988年に東豊線の順で開業し、現在に至ります。

誕生のきっかけ

地下鉄ができる前、札幌市内で移動に利用できる交通機関は、路線バスか市電しかありませんでした。
降雪地帯の札幌では除雪対策に追われ、地上の輸送手段としては限界がありました。
さらに1972年に札幌オリンピック(2月)の開催が決定され、選手や乗客を輸送する手段としてバスと市電では対応しきれないことと、雪の影響を受けないことから地下鉄をつくることが決まりました。

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札幌地下鉄の特徴

日本で唯一のゴムタイヤ式

ゴムタイヤ

全国の地下鉄で採用されている一般的な鉄の車輪でなく、札幌の地下鉄は日本で唯一ゴムタイヤを採用しています。理由は
・静かで乗り心地が良い
南北線の南平岸駅真駒内駅の区間は地上を走るため、静音の効果をあげています。
・加速・減速がしやすい
駅間距離の短い札幌において最適です。道外の地下鉄に比べ、ゼロからの加速レベルは高いです。
ちなみに最高速度は70km/hだそうです。
・坂を登りやすい
南北線の南平岸駅から地上を走るためですね。

ゴムタイヤですので一般的な地下鉄の「ガタンゴトン」がありません。


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荷物棚がない?!

荷物棚

札幌の地下鉄の車内をよく見ると…あれ??道外の車内でよく見る荷物棚がない!!
理由は他の地下鉄と比べ乗車時間が短いことと忘れ物防止のためだそうです。
納得ですね!

優先席…いや、専用席です!

専用席

全国的によく見る優先席ですが、札幌の地下鉄は専用席となっています。高齢者や身体の不自由な方、妊娠している方、持病がある方の”専用”の席なのです。全国で専用席があるのは札幌だけなのです!なぜ優先席ではなく専用席なのか??
開業した当初は優先席だったそうです。ですが若い健常者が席を占領することが多く、本来座るべき対象者が座れないとの声が多かったため専用席に変更されたそうです。それから専用席は札幌市民に浸透して今では当たり前となりました。朝のラッシュ時でも専用席は空いていることが多く、道外の人が見ると珍しい光景だそうです。

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札幌地下鉄の豆知識

南北線はなぜ途中から地上を走る??

南北線シェルター

南北線の南平岸駅真駒内駅は地上を走ります。地上を走る地下鉄はさほど珍しいものではありませんが南北線だけが途中から地上を走ります。なぜでしょうか。
地下鉄開業前の当時、1972年の札幌オリンピックのために急ピッチで地下鉄を作らなければなりませんでした。そこで工事にかかる期間を短縮するためとコストを安くできることから、当時すでに廃止された定山渓鉄道の線路跡に、巨大なシェルターで覆われた地上の線路を通したのです。シェルターで覆うことにより、雪の影響を受けないのと遮音の効果もあるそうです。


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真駒内行き…あれ自衛隊前行き?!

南北線を利用しているとたまに自衛隊前行の車両を見かけます。「え、真駒内駅行かないの!?」と驚く人もいるのではないでしょうか。南北線の時刻表を見ると平日に1日5本運行しているみたいです。なぜこのようなことになっているのでしょう。
実は自衛隊前駅真駒内駅の間に地下鉄の車両基地があるのです。この車両基地に車両が帰るため自衛隊前行があるのですね。車両基地に格納された車両は清掃や点検を受けるそうです。


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ホームで響くチュンチュン音の謎

東西線ホーム

駅のホームで地下鉄を待っていると「チュンチュン」と音が聞こえてきます。スズメでしょうか…??それにしては機械的な音がします。いったい何の音でしょう。
答えは電気を逃がしている音です。全国的に使われている鉄のタイヤではなく、札幌の地下鉄はゴムタイヤを使用しているため、車両を動かす電気の逃げ場がありません。そこで負集電器という部品を利用して電気を逃がしているのだそう。このときに生じる音が「チュンチュン」と響くそうです。ちなみに南北線はタイヤのつくりが違うためあまり音は聞こえないようです。
なるほど。謎が解けてスッキリしましたね♪

東豊線は清田区まで行く予定だった?!

東豊線といえば豊平区にある福住駅が終点となっています。ですが、東豊線をつくる構想時の計画には栄町~北野とありました。北野は清田区の地名です。誰もが清田区まで地下鉄が来ると思っていました。ところが完成し、東豊線は福住まで…。他の拠点と比べ人の流れが少ない清田区まで地下鉄を伸ばすのは採算が見込めないためです。札幌市ではこれまで何度も検討を重ねてきましたが今日に至るまで実現されていません。いつの日か清田区に地下鉄が来ることを願うばかりです。

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ドゥワァ!9000形!!!!

東西線液晶ディスプレイ

札幌の地下鉄は東西線・南北線・東豊線の3路線ですが、車両はすべて同じかと思いきや…
東豊線の車両が一番新しく、その名も9000形!見た目や内装はほかの路線と大きな違いはありませんが、車内入口ドアの上付近に液晶ディスプレイが搭載されており現在の運行状況や次の駅までの所要時間が写っています。関東でも同じような液晶ディスプレイ搭載の車両を見かけ、よく広告が流れています。東豊線では駅間の乗車時間が短いからなのか広告は流れていません。


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